【おしゃれなオフィスデザインの成功事例9選】コンセプトや業者選びのポイントも解説
オフィスレイアウト・デザイン・設計
オフィス移転に向けて理想的な空間をイメージしているものの、具体的にどうすれば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。理想的なオフィス空間を実現するためには、「オフィスデザイン」が重要です。
最近では、さまざまな効果を期待してオフィスデザインにこだわる企業が増えています。そこでこの記事ではオフィスの刷新を検討している経営者や企業の担当者向けに、オフィスデザインの定義をはじめ、実際に導入した企業の成功事例を詳しく解説します。
社外の人が訪問したくなる「おしゃれなオフィス」や、従業員がいきいきと働ける空間づくりを実現するために、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
オフィスデザインとは
オフィスデザインとは、オフィス移転・レイアウト変更などの際におこなうデザインや設計に関する活動です。具体的には、次のような活動がオフィスデザインの一環です。
- 内装デザイン
- レイアウトの計画
- 現状把握のための事前調査・ヒアリング
- コンセプトの立案
- オフィス家具のレイアウト など
オフィスデザインの目的は、従業員が働きやすい環境作りやステークホルダーに自社の魅力を伝えることなどです。そのため、オフィスデザインを検討する際には、まずデザインを通じて社内外の人に何を伝えたいかを明確にすることが大切です。
コンセプトに沿ったオフィスデザインを実現することで、従業員だけでなくステークホルダーにも良い印象を与えられます。
オフィスデザインに関する詳細はこちらの記事でも解説しています。
オフィスデザインのトレンド
近年、オフィスデザインにもSDGsやダイバーシティの概念を反映させるケースがよく見られるようになりました。また、機能面では省スペースやコミュニケーションの活性化にも着目されています。
3つのオフィスデザインのトレンドをご紹介します。
■ハイブリッドワークに適したオフィスデザイン
近年は、従来のような全従業員が出社するワークスタイルではなく、ハイブリッドワークやオフィスのフリーアドレス化のように、多様な働き方を採用する企業が増えています。それに伴い、オフィスも新しい働き方に適したデザインがトレンドとなっています。
たとえば、可動式のデスクやパーテーションを用意し、フリーレイアウトのスペースを確保する、Web会議を快適におこなえる集中ブースを設置するなどです。
多様な働き方に対応するには、共有スペースやソロワークスペースなどさまざまな業務環境を整えることが求められます。
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■ブランディングを兼ねたオフィスデザイン
オフィスブランディングに成功すると、企業の価値観や理念が浸透して従業員に一体感が生まれ、愛着も育まれると定着率のアップも期待できます。ブランディングによるメッセージは、顧客や消費者からのイメージアップも狙えます。
実際にオフィスデザインでブランディングをする際は、次のポイントを意識しましょう。
- 来客向けにエントランスや応接間に企業ロゴを配置
- 自社のブランドカラーでオフィス内のカラーリングを統一
- 従業員を労るため観葉植物を取り入れオフィスの緑化
緑化に関しては、導入後に植物の管理の手間やコストを削減するため、レンタルやフェイクグリーンを利用している企業もあります。
ブランディングは徐々に浸透していくもので、業績や従業員のエンゲージメントなどで効果を実感するまでに年単位かかるでしょう。効果がないとすぐに諦めず長期的に取り組んでください。
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■機能性の高いオフィスデザイン
リモートワークを導入している企業も、新型コロナウイルスが落ち着いたことを受け、従業員を出社させる方向に動き出しています。そのため次のような方法で機能性を高め、出社したくなるオフィスデザインがトレンドとなっています。
- カフェスペースやリフレッシュスペースでコミュニケーションの増進
- デザインの異なる多様な業務ペースで従業員の生産性を向上
- 無料の健康的な従業員向けの食堂を設置して健康やウェルビーングに配慮
どのような機能であれば満足してもらえるかは従業員次第です。ニーズを把握するためアンケートなどで生の声を分析し、自社に最適な形をオフィスデザインに反映させます。
オフィスデザインがもたらす効果
ここからは、オフィスデザインがもたらす効果を解説します。
■企業ブランディングへの寄与
オフィスデザインは、企業のブランドイメージを社内外に発信する重要な役割も担っています。自社の独自性をオフィスデザインに取り入れることで、社内外に自社の文化や理念を効率的にアピールできます。
つまりオフィスデザインは、ブランディング戦略の一環にもなります。オフィスデザインを通して自社内にブランディングが浸透すれば、企業としての一体感が生まれるでしょう。また、オフィスデザインが企業の商品やサービスに対するイメージ向上に寄与することで、企業ブランディングが高まることも期待できます。
■従業員満足度の向上
オフィス環境を整備して従業員が働きやすいデザインを実現できると、モチベーションや集中力に大きな影響を与えます。
たとえば従業員一人当たりの作業ペースを最適化すると業務がしやすくなり、スペース面でのストレスは軽減されるでしょう。またリフレッシュスペースの設置は気分転換に有用です。途切れた集中力を高めたいときに役立つでしょう。
「おしゃれなオフィス」は従業員のモチベーション向上に寄与します。おしゃれなオフィスで働くと自分に自信がつき、誇りが持てるためです。従業員満足度の向上のためにも、働きやすさやデザイン面でのおしゃれさを盛り込んだオフィスデザインを検討してみましょう。
■コミュニケーションの活性化
オフィスデザインの工夫次第では、従業員同士のさらなるコミュニケーション活性化が期待できます。近年の情勢を受けハイブリッドワークの導入やテレワークの推進などを進める企業も増えていますが、課題としてあがりやすいのがコミュニケーションの希薄化です。実際にオフィスで顔を合わせる機会が減るため、どうしても「出社が基本」の従来型のワークスタイルよりもコミュニケーションの頻度や密度は減ってしまいがちです。
テレワーク中のコミュニケーションを促進するツールの導入も必要ですが、出社した際に十分な交流を促せるようなオフィスづくりも重要です。たとえば、さまざまな部署の人が自然に行き来するようなデザインや部署外の連携がしやすいデザインなどを検討してみると良いでしょう。ワークスペースの一角にオープン会議スペースを設置すると、他部署の人との打ち合わせがしやすくなります。
コミュニケーションが活性化できれば業務の進行がスムーズになり、新たなアイデアの創出にもつながるでしょう。
・オフィスコミュニケーションの活性化に関する詳細はこちらの記事でも解説しています。
■生産性の向上
労働環境を改善すると、業務効率化にもつながります。快適で働きやすい環境で仕事ができれば、従業員のモチベーションが上がりやすく、生産性の向上が期待できます。そのため、オフィスデザインを検討する際には、従業員の働きやすさに配慮することも大切です。
たとえば、業務内容に合わせて働く場所を選べるよう、集中ブースやラウンジなどを導入する方法もあります。Web会議や個人ワークに集中できるため、効率的に仕事を進められるでしょう。
集中ブースについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
オフィスデザインのポイント
ここからは、オフィスデザインのポイントを解説します。
■コンセプトを明確にする
理想的なオフィスデザインを実現するためには、コンセプトが重要です。コンセプトがオフィスデザインに上手く反映されれば、オフィス空間そのものが企業の魅力を発信する場になります。
コンセプトづくりの際には、企業の理念や社風をどう伝えるか、何を目的としたオフィスにしたいのかを具体的に定義します。コンセプトが定まらないまま計画を進めると、統一感のないオフィスデザインに仕上がってしまう可能性があるので注意が必要です。
■ワークスタイルに合わせる
オフィス刷新を機にワークスタイルの変革を検討している場合は、オフィスデザインと並行して進めましょう。ワークスタイルに適したオフィスにすることで従業員がより働きやすくなり、業務効率の向上も期待できるためです。
たとえば、オフィス移転と同時にABWを導入するという選択肢もあります。ABWとは、業務内容や気分に合わせて働く場所や時間を自由に選べるワークスタイルです。個々の従業員が自身の状況に適した場所で仕事をできるため、ベストパフォーマンスを引き出せる可能性があります。ワークスタイルの多様化にともない、企業には新しい時代に合わせたオフィスデザインが求められています。
■エリア別に重視すべき事項を整理する
オフィスデザインを検討する際は、会議室やワークスペースなどエリア別に重視したいポイントを整理しましょう。重視したいポイントは完成した空間をイメージしつつ、オフィスデザインに反映することが大切です。エリア別のデザインのポイントは、次のとおりです。
エリア | デザインのポイント |
エントランス |
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会議室・応接室 |
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ワークスペース |
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マグネットスペース |
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オープン会議スペースを導入すると、機密性が高くない社内ミーティングを気軽におこなえます。マグネットスペースは仕事から離れてリラックスする場所なので、従業員がくつろげるよう工夫を施しましょう。
・マグネットスペース導入に関する詳細はこちらの記事でも解説しています。
■従業員の意見も参考にする
経営陣だけでオフィスデザインを決めると、従業員が働きやすい環境を実現できないかもしれません。コンセプトやデザインを検討する際は、実際にオフィスで働く人の声にも耳を傾けましょう。
アンケートやヒアリングを通して従業員の意見を吸い上げることでニーズを把握できるため、働きやすい環境をオフィスデザインに反映しやすくなります。また、従業員自身がオフィスデザインに関わることで、企業に対して帰属意識が高まる可能性も期待できます。
■オフィスデザインの専門業者に相談する
オフィスデザインは、企業が抱える課題へのソリューションが豊富な専門業者に相談するのも手段の一つです。オフィスデザインに対して豊富な実績のある業者なら、自社に適したアイデアやプランを提案してもらえます。専門業者に相談すればオフィスデザインに関わる従業員の負担軽減にもつながるでしょう。
アイリスチトセでは、オフィスデザインに関する課題を解決に向けてサポートいただきます。企業の理念や事業内容に沿ったさまざまなプランのご提案が可能ですので、オフィスデザインを検討中の場合はぜひご相談ください。
オフィスデザインの肝となるレイアウトパターン
効率の良いオフィスの運用を実現するには、レイアウトパターンも重要な要素となります。デスクのレイアウトと業務内容がミスマッチを起こすと、仕事の効率を下げてしまう可能性もあるためです。
ここでは、8種類のレイアウトパターンをご紹介します。それぞれのメリットとデメリットを知り、自社の運用にあったレイアウトパターンを検討しましょう。
■対向式レイアウト
対向式レイアウトは、同じ部署やチームごとに机を向かい合わせて配置するレイアウトです。多くのオフィスで採用されているパターンであり、デスクを島のように配置することから、島型レイアウトとも呼ばれています。
同じ部署やチームのメンバーで固まって座るレイアウトとなるため、コミュニケーションが取りやすく、メンバーの状況把握をしやすいのがメリットです。集中してデスクを配置できるのでスペース効率もよく、電源や電話の配線がしやすい一面もあります。
対面側に常に人がいる配置となることから、プライバシーの確保は難しく、集中力が必要な個人作業をするには不向きと言えます。そのため、集中した作業が必要となるチームの場合は、ローパーテーションを設置して視線を遮るなどの工夫が求められます。
■背面式レイアウト
部署やチームメンバーのデスクを背中合わせに配置するレイアウトが、背面型レイアウトです。自分の背中側にチームメンバーが座り、対面側はパーテーションや壁、もしくは何もないスペースとなります。
対面側からの視線がなく、個人業務に集中しやすいレイアウトです。メンバーとのコミュニケーションを取りたい際は振り返るだけで可能となるため、個人業務とチームのコミュニケーションを両立しやすいレイアウトとなります。
背面式レイアウトは、デスク配置ごとに区切られた空間となるため、部署やチームを越えるコミュニケーションは取りにくい面があります。また、パーテーションの設置が必要となる場合は別途コストがかかり、ややレイアウト効率が悪くなるのもデメリットです。
■同向式レイアウト
同向式レイアウトは、すべてのデスクを同じ方向に向けて配置するレイアウトです。スクール形式・並列式とも呼ばれ、学校の教室で机を並べるレイアウトイメージとなります。窓口業務や集中する業務に向いており、銀行やコールセンターなどで多く採用されているレイアウトです。
前面から見られることは基本的にないため、視線を気にせず個人の業務に集中できます。左右に座るメンバーとのコミュニケーションはたやすく取れる一方、前後のメンバーとのコミュニケーションは難しく、チームやグループでの作業には向きません。
デスクを配置するのに広いスペースが必要となり、配線が複雑になってしまうデメリットもあります。
■クロス式レイアウト
島形に組み合わせたデスクを縦横に交差して配置するレイアウトが、クロス式レイアウトです。
デスク配置により通路をジグザグにすることで動線の固定化を防ぎ、コミュニケーションの機会を創出できます。机の配置は比較的自由にできるため、フリーアドレスを採用するオフィスのレイアウトにも向いています。
しかし、クロス式に配置して動線を確保するにはそれなりの広さが求められることから、スペース効率はあまりよくありません。他の従業員の動線にデスクが配置されているため、集中する業務やプライバシー確保は難しくなります。
■ブーメラン式レイアウト
ブーメラン形をした机を組み合わせて、島を作るレイアウトがブーメラン式です。机の角度が120度となるため、3台で1つのユニットとなります。
ブーメラン式では、一人あたりの作業面積が左右に広く使えるのがメリットです。たとえば、複数のモニターを設置したり、多くの資料を広げる必要がある業務だったりと、大きなスペースを取る作業に向いています。チームメンバーの座席が斜め前となり、視線が合いにくく集中した作業も可能なうえ、必要なコミュニケーションは取りやすい面もあります。
ブーメラン型はそれぞれのデスクのサイズが大きく、広さのあるオフィスでなければ設置できません。1つのユニットが最大3名となるため、チームメンバーを4名以上に増やせないデメリットもあります。
■ブース式レイアウト
個人の席をパーテーションや壁で囲み、個別の空間を作るレイアウトです。パーソナルスペースが確保されており、集中が必要な業務に向いています。外部の音や視線の影響も受けにくく、機密情報を取り扱う業務やWeb会議にも適しているでしょう。
プライバシーが確保されている分、外部とのコミュニケーションが非常に取りにくくなります。外部からはどのような作業をしているのか判断が難しく、トラブルを抱えていても周囲が気づきにくいのもデメリットです。
個別の机をパーテーションや壁で仕切ることから、コストやスペース効率の面では不利になります。すべての席をブース式にせず、集中が必要な業務をする際に利用するといった運用方法も検討すると良いでしょう。
■左右対向式レイアウト
左右対向式レイアウトは、同向式のように同じ方向にデスクを並べますが、列ごとに逆行させるレイアウトです。
隣の列と机の位置をずらす、列ごとにパーテーションで仕切るといった形で、集中しやすい環境とするケースが多く見られます。デスクが個別に配置され、パーソナルスペースをある程度確保できることから、集中が必要な業務や機密情報を扱う業務に向いています。
しかしながらスペース効率は悪く、広いスペースがないと配置できません。パーテーションを設置する場合、その分多くのコストがかかるのも考慮しなければならないでしょう。
■卍型レイアウト
4台の机を90度回転させ、卍型に配置するレイアウトです。十字型レイアウトと呼ばれる場合もあります。
正面に座るメンバーとは90度の位置関係となるため、作業中は基本的に視線が合いません。しかしながら、横を向くだけでメンバーに話しかけることが可能なため、コミュニケーションはたやすく取れます。そのため、集中作業とチーム作業を両立できるレイアウトになっていると言えます。
ただし、机を広く配置するのでスペース効率の良いレイアウトとは言えません。5名以上のチームになると机が確保できないのも、デメリットとしてあげられるでしょう。
オフィスデザイン会社を選ぶ際に確認すべきこと
オフィスデザインを成功させるには、業者選びも重要なポイントになります。サービスの対象範囲や実績などのさまざまな項目を比較し、予算内で自社の要望に対応してくれる業者を選びましょう。
■サービスの対象範囲
業者を選ぶ際には一つの業者にどこまで対応してもらうかの検討が必要です。業者のサービス内容は、デザインから施工まで対応可能なケース、施工は別業者が対応するケースなど、各社で異なります。
オフィスづくり全般を相談したい場合はワンストップで依頼できる業者がおすすめです。自社に最適な提案をしてくれるだけでなく、窓口を一本化できることでやり取りの手間や時間を減らせるメリットもあります。
デザイン案から施工までトータルで依頼するか、一部の工程のみを依頼するかは、自社の予算や従業員の負担等を考慮しながら検討しましょう。
アイリスチトセでは、プランニングから引越しまでをワンストップで承っております。グループならではのネットワークを活用し、デザインに適したオフィス家具もご提案させていただいております。また、グループの東京・大阪・仙台のオフィスをご見学いただけるサービスも提供しておりますので、ご興味がある企業の担当者様はぜひお問い合わせください。
■実績の数と内容
業者を選ぶ際には、オフィスデザインの実績をチェックすることも大切です。業者によっては、小規模オフィスやリノベーションなどの一部の施工を得意としているケースもあり、実績内容に偏りが見られることもあります。想定しているオフィス作りにマッチした実績が豊富な業者を選んだほうが、自社が希望するスタイルにできる可能性が高いでしょう。
多くの業者は、公式サイトに実績や内容を掲載しています。公式サイトにすべての実績を掲載しているとは限らないため、業者の候補を絞った時点で直接問い合わせてみることも重要です。
オフィスデザインの成功事例9選
最後にアイリスチトセの納入実績からオフィスデザインの事例をご紹介します。また、オフィス改装プロジェクトの事例として、下記のインタビュー記事も参考にしてください。
【インタビュー】第一カッター興業株式会社「オフィス改装が生むエンゲージメントと採用への効果」
■経済産業省総合庁舎本館
経済産業省は令和3年度に総合庁舎本館のオフィス改装を実施しました。改装の具体的な進め方は、1年目に現状把握、2年目に改装と働き方改革の方向性の検討、そして3年目に改装という流れです。
これまでに、職員からワークスペースの狭さや会議室の不足などのさまざまな声が寄せられていました。そこでペーパーレス化を行い、レイアウトをグリッドでまとめたことで改装後には広いワークスペースを確保しています。
■株式会社ガスパル
ナチュラルで明るい木目調のフローリングを基調に、アクセントになるオフィス家具やカーペットにグリーンが取り入れ、明るいオフィス空間を実現しました。空間の一角には観葉植物が置かれ、オフィス緑化によるリラックス効果も期待できます。
また壁や間仕切りを使用せず、開放感あふれる空間に仕上げました。ガラス製の扉をエントランスに使用することでオフィス内が一望できるため、ステークホルダーに対して「透明性のある企業」という印象を残せます。
■株式会社穴吹ハウジングサービス
壁や照明などのデザインにこだわることで、高級感あふれるオフィス空間を実現しました。会議室の間仕切りには透明なパーテーションを使用し、会議の様子が外から見える仕様になっています。
「閉塞的な会議」ではなく「開放的な会議」を見せることで、従業員やステークホルダーに対してクリーンな印象を与えられるでしょう。
株式会社穴吹ハウジングサービス | オフィスデザイン・レイアウト事例
■株式会社TBSスパークル
グループ会社11社が統合してできた会社の本社移転を機に、全社の一体感が生まれるオフィスデザインを目指しました。オフィスには一般的なワークスペースのほかにさまざまなタイプのスペースを取り入れ、従業員が業務内容に合わせて働く場所を自由に選べる仕様になっています。
ホワイトを基調としたオフィス空間に設置されたビビットカラーのオフィス家具は、しっかりとアクセントカラーの役割を果たしています。
株式会社TBSスパークル | オフィスデザイン・レイアウト事例
【インタビュー】株式会社TBSスパークル 「共存、協調から更なる一体化へ。~社内を活性化させるオフィス改装~」
■コーナン商事株式会社
オフィスの天井をあえて「スケルトン天井」にすることで、素材感を楽しめる開放的な空間が実現しました。ワークスペースの一角には、小休憩やオープン会議など多目的に利用できるスペースが設けられています。
スペースの区分けには壁や間仕切りを使用せず、建物の柱がそのまま活かされており、素材そのものの風合いを感じ取れる空間となっています。
【インタビュー】コーナン商事株式会社のオフィス移転プロジェクト
■アイリス卸町ビル
宮城県にあるアイリスグループのオフィス事例です。オフィス移転を機にABWの働き方を実践しています。さまざまなタイプのオフィス家具を配置することで、従業員が気分に合わせて仕事をしやすい環境が整備されています。
スペースの一角にはグリーンが取り入れられており、オフィスの緑化だけでなくアクセントカラーとしての役割も果たしています。
■株式会社コーワ
ワークスペースのメインは、対向式のフリーアドレス席です。通路を挟んだ窓側には、メインのワークスペースとは異なるタイプのフリースペースが設置されているため、急な打ち合わせにも対応可能です。
また、フリースペースには着席タイプのデスクのほかに、スタンディングタイプのデスクも配置されています。業務内容や気分に合わせて働く場所が選べるため、ABWという新たな働き方を実現できるようになりました。
■株式会社TBSテレビ Tech Design X
株式会社TBSテレビは、テクノロジーとデザインの力で世界中とつながる「Tech Design X」と呼ばれるイノベーションスペースをオープンしました。施設内には、幅6メートル、高さ3.4メートルの巨大なLEDウォールが設置されています。
オリンピックや世界陸上などで実際に使用されたXRをはじめとする、最先端の撮影技術がが駆使されています。他社と共同開発した超低遅延プロトコルを利用し、離れた空間同士をつなぐことも可能です。異次元を彷彿させるような空間の中にも芝生や樹木などのグリーンを取り込むことで、リラックスしやすい環境づくりにも配慮しています。
株式会社TBSテレビ Tech Design X | オフィスデザイン・レイアウト事例
■株式会社薬王堂
エントランスの扉には全面ガラスが使用されており、透明感ある明るい空間を実現しました。スペースには、複数人で利用できるさまざまなタイプのスペースが用意されています。
白を基調とした空間の中にパステルカラーのオフィス家具を設置することで、柔らかい雰囲気を演出しています。このスペースでは通常業務だけでなく、打ち合わせや休憩など、多目的な利用が可能です。
まとめ:オフィスデザインで快適なオフィスを実現しよう
オフィスデザインは、コミュニケーションの活性化やモチベーションアップなどのさまざまな効果が期待できます。しかし、企業のコンセプトを軽視すると十分な効果が発揮されないため、社内外の人に何を伝えたいかを明確にすることが大切です。
また、オフィスデザインを検討する際は、経営陣だけでなく従業員の意見も取り入れるようにしましょう。実際にそこで働く人のニーズに適した労働環境につながるだけでなく、帰属意識も高まります。オフィスデザインを成功させ、従業員やステークホルダーに効果的に働きかけられるオフィス空間を実現しましょう。
オフィスのリノベーションをご検討の際はぜひアイリスチトセにお任せください。当社ではオフィス移転を伴う大規模な刷新からオフィスのリノベーションなど、オフィスづくりに関するあらゆるご相談を承っております。オフィスデザインのお悩みごともお受けしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。