【事例あり】小規模オフィスのレイアウト|おすすめのデスクレイアウトやポイント、注意点を解説

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【事例あり】小規模オフィスのレイアウト|おすすめのデスクレイアウトやポイント、注意点を解説

小規模オフィスには、大規模なオフィスに比べて賃料などのコストをおさえやすく、デザインに統一感を持たせやすいといった独自のメリットがあります。限られた面積のなかで働きやすい環境を整えるためには、業務内容に合ったデスクの配置や、デッドスペースを生まない空間の有効活用が重要です。

本記事では、小規模オフィスのレイアウトを成功させるためのポイントや注意点をはじめ、おすすめのデスク配置、参考にしたい企業事例などを詳しく紹介します。

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目次

レイアウト検討の前に目的を明確化する

オフィスの規模にかかわらず、レイアウトを検討する際は、コミュニケーションの活性化、生産性の向上、働きやすいオフィス環境づくりなどの目的を明確にしておきましょう。レイアウトを具体化する際の方針になります。

たとえば、社内コミュニケーションの活性化を重視したい場合は、デスク間の仕切りを減らし、視線や声が届きやすいレイアウトにすると、具体的な設計につなげやすくなります。

目的を明確にするためには、まずオフィスの課題や問題を洗い出す必要があります。その際、オフィスの課題や改善点を従業員にヒアリングするのも有効です現場の意見を取り入れることで、働きやすさや快適性の向上につながります。

また、レイアウトの方向性を検討する際は、オフィスに必要な機能を整理しておくことも重要です。次の要素は、業務を円滑に進めるうえで欠かせないポイントです。

 

  • 従業員に対するオフィスの面積
  • 業務内容に応じた収納や設備
  • ネットや電話回線の数

 

小規模オフィスのレイアウトのメリット

小規模オフィスとは、数人~30人程度の従業員が働くオフィスのことです。中規模・大規模のオフィスに比べて、コストをおさえやすい、統一感のある空間をつくりやすい、柔軟なレイアウトが可能といったメリットがあります。

 

コストをおさえやすい

小規模オフィスは、大規模オフィスに比べて面積が小さいため、賃料が低くなります。また、少人数なので、オフィス用品やオフィス家具にかかるコストもおさえられます。

 

統一感のある空間をつくりやすい

小規模オフィスは、空間全体のイメージを統一しやすいのが魅力。スペースが小さく、オフィス家具の数が少ないので、内装や家具のテイスト・デザインをそろえやすいでしょう。デザイン性の高いおしゃれな空間や、企業文化・ブランドイメージなどを反映したオフィスを実現できます。

 

柔軟なレイアウトが可能

小規模オフィスはスペースが限られており、オフィス家具や設備の数が少ないため、レイアウトの変更をしやすく、自由度も高くなります。限られたスペースだからこそ、個性的なレイアウトや自由な発想のレイアウトにも挑戦できます。

 

社内コミュニケーションがスムーズ

小規模オフィスは従業員同士の距離が近く、顔が見える環境をつくりやすいため、日常的なコミュニケーションが生まれやすい環境です。報告や相談がスムーズになり、情報共有不足によるミスやトラブルの抑制にもつながります。

このような小規模オフィスならではのメリットを活かしたレイアウトを採用すれば、さらなるコミュニケーションの活性化が期待できます。

 

小規模オフィスのレイアウトの課題・デメリット

小規模オフィスには多くのメリットがありますが、スペースが小さいことによるレイアウトの課題やデメリットもあります。おもな課題・デメリットは次のとおりです。

 

  • オフィス用品や家具の配置によっては、圧迫感や閉塞感を感じやすくなる。
  • 収納スペースが不足しやすいため、書類や備品を整理整頓しにくい。
  • 従業員同士の距離が近いため、周囲の音や視線が気になり、集中が妨げられる。

 

課題やデメリットを踏まえ、ゆとりのある空間づくりや収納・備品配置の工夫を意識したレイアウトを検討しましょう。

小規模オフィスのレイアウトにおけるゾーニングのポイント

オフィスのレイアウトにおいて重要なゾーニングは、場所や空間を用途別に分ける手段や作業を指す言葉です。スペースを効率的に利用するためには欠かせない作業といえます。特に、利用できる面積が小さい小規模オフィスにおいては、適切な割り振りが重要です。次のポイントをおさえて、小規模オフィスでのゾーニングを成功させましょう。

 

一人当たりの必要面積を確保する

快適なオフィス環境をつくるために、従業員一人当たりに必要な面積を把握しておきましょう。労働安全衛生法に基づく事務所衛生基準規則では、オフィス面積を一人当たり1.4坪で求めていますが、これは設備を含む数値のため、実質的には1坪が法的な最低ラインです。

ただし、快適性や業務効率を重視する場合は、従業員一人当たり2~4坪を確保するのが望ましいでしょう。この数値もあくまで目安であり、テレワークや外勤が多い場合は2~4坪以下でも圧迫感を感じにくく、反対に研究職やクリエイティブ職など広い作業スペースが必要な場合は、より広い面積を確保する必要があります。

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用途ごとの面積を適切に配分する

執務スペースや会議室、休憩室など、用途ごとにスペースを配分しましょう。従業員の動線や使い勝手を考慮しながら決めていくのがポイントです。小規模オフィスのゾーニングでは、デスクのある執務スペースに面積が割かれるケースが一般的です

会議室、休憩室、食堂などをそれぞれ用意できるスペースがない場合は、会議や休憩、食事など複数の用途に対応できるスペースの設置も検討してみましょう。多目的スペースをミーティングや会議に使用する想定の場合は、外からの視線や音を十分にシャットアウトできるかどうかも確認しておきます。

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小規模オフィスにおすすめのデスクレイアウト

デスクレイアウトも小規模オフィスにとって重要な課題といえます。限られた面積の活用はもちろん、快適なオフィスづくりや作業効率アップを目指すうえでも欠かせない要素です。小規模オフィスに向く4つのデスクレイアウトを紹介します。

 

1. 対向型(島型)

対向型は、デスクを向かい合わせに配置するレイアウトです。比較的小さなスペースでも配置しやすく、小規模オフィスに向いています。部署やチームごとにまとめやすく、従業員同士が顔を合わせる機会が増えるため、コミュニケーションの活性化にもつながります。

一方で、対面に人がいるレイアウトなので、視線が気になり集中力が低下する可能性があります。低めのパーテーションを設置するなどの工夫を取り入れましょう。

 

2. 同向

同向型は、すべてのデスクを一方向に向けて配置するレイアウトです。小規模オフィスではデスク間の距離が狭く、従業員同士の距離が近いことでストレスを感じやすくなるという課題があります。しかし、同向型レイアウトにすれば、従業員は同じ方向を向いて作業をするため、視線が合いにくく、限られた空間でも視線衝突によるストレスを感じることなく作業に集中できます。また、等間隔にデスクを配置することで、四角い部屋を有効活用しやすい点もメリットです。

ただし、デスクが前後の従業員とコミュニケーションがとりにくいため、チームワークよりも個々人の集中力を求める業務の多いオフィスに向くレイアウトといえます。

 

3. 背面型

背面型は、デスクを背中合わせに配置するレイアウトです。正面に他の従業員がいないため、視線を気にせず業務に集中できます。仕切りを設けなければ振り返るだけで周囲と会話ができ、一定のコミュニケーションも確保できます。

小規模オフィスの限られたスペースでも、集中とコミュニケーションのバランスをとりやすい配置といえます。

 

4. ブース

ブース型は、パーテーションや家具で空間を区切り、個別の作業スペースを確保するレイアウトです。周囲の視線や音の影響を受けにくく、集中して作業しやすいのが特徴です。

ただし、従業員同士のコミュニケーションがとりづらい、閉塞感を感じやすい、スペース効率が低下するなどの懸念もあります。そのため、小規模オフィスであれば、集中作業用のスペースとしてオフィスの一角に取り入れるのがおすすめです。

 

小規模オフィスのレイアウトのポイント

小規模オフィスのレイアウトは、課題の解決やスペースの有効活用などを意識することが重要です。小規模オフィスのレイアウトで押さえておきたいおもなポイントを紹介します。

 

1. レイアウトのコンセプトを明確にする

小規模オフィスのレイアウトでは、どのような空間を目指すのかというコンセプトの明確化が欠かせません。コンセプトが明確になることで、内装や家具のデザイン、配色、配置の方向性が定まりやすくなります。

オフィスは企業のブランドイメージや価値観を社内外に伝える役割も担うため、どのような印象を与えたいのかまで意識してコンセプトを設定しましょう。これにより、オフィス空間に統一感が生まれます。

 

2. スペースの有効活用を意識する

オフィス内に多目的スペースを設け、ミーティングや来客対応、食事、休憩などさまざまな用途に対応できるレイアウトにしておくと、限られたスペースを有効に活用できます。オフィス家具にキャスター付きのデスクや椅子などを採用すれば、用途の切り替えもおこないやすくなります。

小規模オフィスの課題である収納スペースの不足についても、デッドスペースの活用が重要です。頭上に棚を設置する、収納棚をパーテーション代わりに活用するなどの工夫で、空間を無駄なく使えます。また、ペーパーレス化を推進し、書類を減らす工夫も収納の省スペース化に有効です。

 

3. コンパクト&多機能なオフィス家具を採用する

スペースが限られた小規模オフィスには、空間を圧迫しにくいコンパクトなオフィス家具が適しています。業務内容に応じて、オフィス家具のサイズを調整することも検討してみましょう。

たとえば、外勤の営業職の場合、資料作成を持ち運び可能なノートパソコンでおこなうのであれば、大きなデスクを用意する必要はありません。一方で、内勤の事務職や経理職はデスクトップパソコンを使用することが多く、それなりのサイズのデスクが必要になります。全従業員のデスクを一律でコンパクト化してしまうと業務が滞る恐れがあるため、必要なサイズについてヒアリングすることも大切です。

また、収納やパーテーションの機能を備えた、多機能なオフィス家具も小規模オフィスに向いています。空間を圧迫せずに収納スペースを確保でき、目的に応じたゾーン分けができます。

 

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4. 空間を広く見せる工夫を取り入れる

小規模オフィスでは、視覚的な工夫によって開放感を生み出すことが重要です。たとえば、収納棚やパーテーションは背の低いものを設置すると、圧迫感がおさえられオープンな雰囲気のオフィスになります。

また、ガラスや鏡面素材のパーテーションを選ぶことで、奥行きが生まれてより広く感じやすくなります。この他、明るい色を基調にした内装やオフィス家具を取り入れると空間に「抜け」が生まれ、圧迫感が軽減されます。

 

5. フリーアドレスの導入を検討する

外勤やテレワークの従業員が多い場合は、フリーアドレスの導入を検討してみましょう。フリーアドレスは、従業員に固定のデスクを割り当てず、空いた席を自由に選んで業務をおこなう座席ルールです。

フリーアドレスでは、従業員一人ひとりに席を用意する必要がないため、スペースの節約に向いています。小規模オフィスにとっても有効な選択肢といえるでしょう。フリーアドレスの導入で空いたスペースは、他の用途に使用できます。

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小規模オフィスのレイアウトの注意点

小規模オフィスのレイアウト検討の際は、面積が小さいからこそ注意すべき点があります。音への配慮や増員への対応を押さえておきましょう。

 

音へのストレスに配慮する

小規模なオフィスは音が響きやすく、従業員がストレスを感じることがあります。そのため、音が出るものを置く場所に配慮する必要があります。

たとえば音が大きいコピー機やシュレッダーは、作業スペースから遠い場所に置くのも手段のひとつです。狭いオフィス内ではトイレの音漏れも起きやすいため、トイレと作業スペースの間に収納スペースを設置するのもよいでしょう。

また、オープンスペースでWeb会議をする際には、音漏れが気になって集中できないケースもあります。作業スペースに集中ブースを設置すると周囲の視線を遮断できるだけではなく、音漏れの心配もありません。

アイリスチトセでは、Web会議に最適な遮音性の高い集中ブースを取り扱っています。社内でブースの設置をされる際には、ぜひTELECUBE AIR by アイリスチトセをご検討ください。

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増員の可能性を考慮する

現在は小規模オフィスであっても、将来的に従業員数が増員する可能性を考慮してレイアウトを検討しましょう。たとえば、可変性の高いオフィス家具を採用する、省スペースを意識するなどの工夫を取り入れると、増員した場合もオフィス移転や大規模な工事・レイアウトの手間が省け、コスト削減にもつながります。

 

小規模オフィスのレイアウト事例5選

最後に、小規模オフィスのレイアウト事例を5つご紹介します。

 

1. スタンディングワークを取り入れ健康に配慮|博光電気株式会社

福岡県福岡市にオフィスを構える「博光電気株式会社」は、ライフラインの一環である電気通信分野をサポートしている企業です。高さの高いテーブルとチェアを組み合わせスタンディングワークを取り入れ従業員の健康にも配慮したワークスペースをつくっています。

また、鮮やかなカラーのチェアを採用し、会議室の堅苦しいイメージを払拭。コミュニケーションがとりやすい雰囲気を演出しています。

 

2. 可変性を高めたフリーアドレスオフィス|アケボノ産業株式会社

愛知県名古屋市にオフィスを構える「アケボノ産業株式会社」は、築炉工事やサーモグラフィー調査などの幅広い事業を手掛ける企業です。対向型レイアウトのオフィスに導入されたフリーアドレスデスクは、パーテーションの置き方次第で広い作業スペースを確保できます。デスク以外のオフィス家具はブラックカラーを選、シックなオフィス空間を実現しています。

また、木目調の家具やカウンター席を取り入れたスペースも設けており、用途に応じて働く場を使い分けられます。

 

3. ブースを備えたフリースペース|株式会社ヨシダ

歯科医療のメーカー兼総合商社である「株式会社ヨシダ」の仙台営業所では、フリースペースにブースを導入しています。

気軽なミーティングや打ち合わせはオープンスペースでおこない、秘匿性の高い内容を扱う会議や周囲への音漏れが気になるWeb会議はブースを利用するというように、用途やシーンに応じて働く場所を選べるよう配慮しています。

 

4. 機能性と快適性を両立させたオフィス|株式会社横浜港国際流通センター

神奈川県横浜市にオフィスを構える「株式会社横浜港国際流通センター」は、横浜港エリアで流通センターの管理・運営をおこなう企業です。オフィスは、機能性と快適性を両立させた内装・レイアウトが特徴。デスクはパーテーションで囲まれているため、業務に集中して取り組める環境です。

一方、自然光が差し込む大きな窓を向いた席やラウンジチェアが配された、居心地のよいエリアも設置。淡いカラーで統一された空間は開放感があり、グリーンやデザイン性の高い照明もおしゃれな雰囲気づくりに役立っています。

 

5. ナチュラルカラーで開放感を演出|クイン株式会社

愛知県名古屋市にオフィスを構える「クイン株式会社」は、業務用家具や注文家具の製造・販売・修理をおこなう企業です。ワークスペースは、グリーンと木目を基調としたナチュラルで開放感のある空間で、観葉植物も効果的に配置されています。

また、オフィスの一角にブースを設けるなど、集中して作業に取り組めるレイアウトの工夫もなされています。

小規模オフィスでも多彩なレイアウトが実現できる

小規模オフィスは、コスト面や空間づくりの自由度で大きな魅力がある一方で、「確保できるスペースが限られる」という特有の課題もあります。小規模ならではの利点を最大限に活かしつつ課題をカバーできるよう、スペースの有効活用や広々とした空間づくりを意識したレイアウトを検討しましょう。

最適なレイアウトは企業や部署の事情によって異なるため、専門業者に相談しながら進めることも視野に入れてみてください。アイリスチトセでは、レイアウトのプランニングから引越しまでをトータルでサポートするサービスを提供しています。オフィス移転・縮小や働き方改革など、企業が抱える悩みに寄り添い、グループの総合力で課題を解決いたします。オフィスレイアウトでお悩みの際には、ぜひお気軽にご相談ください。

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