オフィスカフェを設置するメリット|おしゃれな雰囲気づくりを意識することが重要

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オフィスカフェを設置するメリット|おしゃれな雰囲気づくりを意識することが重要

近年、社内にオフィスカフェを設置する企業が増えています。社内にオフィスカフェを設置すると、コミュニケーションの活性化や生産性の向上といったさまざまな効果が期待できます。

この記事では、オフィスカフェを設置する企業が増えている背景や設置するメリットなどを解説します。

オフィスカフェは、カフェ以外のスペースとして有効活用することも可能です。オフィスカフェの効果的な活用方法や企業の設置事例も併せてご紹介します。

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オフィスカフェとは

オフィスカフェとは、従業員がコーヒーやお茶を飲んでリフレッシュできるような、オフィス内に設置したカフェスペースのことです。

給湯室と異なり、シンクのような排水設備の設置は必須ではありません。そのため、オフィスカフェのスペース内に自販機やコーヒーメーカーなどの機器を設置し、水回りの工事を実施しないケースもあります。オフィスカフェは単なるカフェスペースだけでなく、社内イベントや打ち合わせなど多様な用途で活用することが可能です。

近年はインテリアにこだわり、本物のカフェさながらの雰囲気に仕上げる工夫が施されるケースも多く、多くの企業から注目を集めているオフィススペースの活用法の一つです。

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オフィスカフェを設置する企業が増えている背景

オフィス街には多くのカフェが立ち並んでいるため、休憩時間を利用して従業員はいつでも立ち寄ることが可能です。そのような利便性が高い場所にオフィスがあるにも関わらず、近年はあえて社内にオフィスカフェを設置する企業が増えています。

その背景には、社内外の印象を高めたい企業の狙いが関係しています。

 

■従業員満足度を高めるため

社内にオフィスカフェを設置する企業が増えている理由の一つは、従業員の満足度を高めるためです。少子高齢化による生産年齢人口の減少により、多くの企業が人手不足を課題に抱えています。

売り手市場のなかで新たな人材の獲得が難しくなってきているため、企業は既存の従業員の定着率を向上させる必要があります。定着率向上のために重要になるのは、従業員の満足度を高めることです。企業は福利厚生の一環としてオフィスカフェを設置し、従業員の満足度を高めようとしています。

 

■企業イメージを向上させるため

企業が安定して事業を運営していくためには、企業イメージの向上が重要です。企業イメージは、取引先との良好な関係を築くため、また人材を獲得・確保することにも影響するものだからです。

企業のなかには、商談や面接をオフィスカフェで実施するケースもあり、オフィスカフェは企業を訪問した取引先や求職者の目に留まりやすい場所となっています。

「従業員が働きやすい環境を実現するために積極的に取り組んでいる企業」として認識されれば、企業に対する印象が良くなるでしょう。

企業がオフィスカフェを設置するメリット

社内にオフィスカフェを設置すると、従業員同士のコミュニケーションの活性化や生産性の向上などの効果が期待できます。

 

■コミュニケーションの活性化につながる

オフィスカフェは、社内で働く従業員のために設置するスペースです。すべての従業員が利用できるため、日常業務では関わる機会が少ない部署の従業員同士が出会う可能性が高まります。オフィスカフェが部署の垣根を超えた交流のきっかけとなり、社内コミュニケーションの活性化が期待できます。

また、オフィスカフェは会議室のような緊張感ある場とは異なり、リラックスした状態で会話を楽しめます。些細なコミュニケーションが、良好な人間関係の構築に寄与するかもしれません。従業員同士の交流がお互いの刺激となり、新たなアイデアが生まれることもあるでしょう。

 

■生産性の向上が期待できる

多くの従業員がオフィスカフェに集まりコミュニケーションが活性化すると、個人やチームの生産性向上につながることもあります。長時間の業務は集中力が低下するため、ときにはリフレッシュも必要です。チームでの作業が煮詰まり、気分転換したいときもあるかもしれません。

しかし、企業によっては休憩時間でない限り、社外のカフェに行くのは難しい状況も考えられます。オフィスカフェは社内に設置されているため、短時間かつ気軽に立ち寄ることができる場所。リフレッシュして心身の状態を整えられるため、再び業務に取り組む際の集中力を高めるために効果的です。

 

■従業員のストレス解消に役立つ

そもそも一日中オフィスで仕事をすることに対し、ストレスを感じる従業員もいるかもしれません。オフィス内にリラックスできる場所があれば、メリハリをつけて仕事に取り組めるでしょう。オフィスカフェは、従業員がリラックスする場や気軽に雑談する場として利用できます。

オフィス内にカフェがあれば社外のカフェに移動する手間も省けるため、仕事の合間にコーヒーブレイクしやすくなります。従業員にとって、オフィス内に仕事から離れて一息つける場所があることは、心の拠り所にもなるのではないでしょうか。

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■採用活動におけるアピールポイントにできる

近年、オフィスカフェを設置する企業は増えつつあるものの、決して普及率が高いわけではありません。そのため、今オフィスカフェを設置すると、採用活動におけるアピールポイントとなり、他社との差別化を図ることが可能です。

近年は働き方に対する価値観が多様化しており、より良い環境の職場を求める求職者が増えています。求職者にとってオフィスカフェは、魅力的な福利厚生の一つです。オフィスカフェが求職者に良いイメージを与えれば、優秀な人材からの応募増加も期待できます。

 

■多様な用途で利用できる

オフィスカフェは、必ずしも単なるカフェスペースとしてのみ利用しなければならないわけではありません。従業員の休憩やリフレッシュだけでなく、次のようなさまざまな目的で利用できます。

  • ミーティング
  • イベント
  • プレゼン
  • セミナー
  • カジュアル面談
  • 商談 など

企業によってはオフィススペースに限りがあり、会議不足を課題に抱えているところもあります。打ち合わせが必要なときに会議室が空いていない場合、オフィスカフェをミーティングスペースとして利用する方法もあります。レイアウトの工夫次第では、限られたオフィススペースを効率的に利用することが可能です。

オフィスカフェの効果的な活用方法

オフィスカフェは、会議やイベントなどさまざまな目的で活用できます。ここからはオフィスカフェの効果的な活用方法をご紹介します。

 

■ミーティングスペース

簡単な打ち合わせをする際には、オフィスカフェをミーティングスペースとして活用できます。会議室の場合、必要なタイミングで空きがないと使用できないこともあります。また、会議室は閉鎖された空間なので、緊張感のある雰囲気になりがちです。

一方のオフィスカフェは、予約不要で必要分のスペースが空いていればいつでも利用できます。会議室と異なり開放的な空間なので、メンバーの緊張がほぐれ、意見交換しやすい場になるでしょう。

スペースの一角にホワイトボードやプロジェクターを準備しておけば、さまざまなミーティングに対応できます。

 

■イベント会場

社内で説明会や研修会、プレゼンなどのイベントを開催する機会が多い場合は、オフィスカフェをイベント会場として利用する方法もあります。

イベントの規模によっては広い会場の確保が必要となり、予約が取れないことや手間がかかることもあるのが現状です。社外の会場を利用する場合、レンタル費用も発生します。オフィスカフェをイベント会場に利用すれば、社内ですべて完結するため、手間もコストもかかりません。

イベント会場と併用する場合は、イベント用のデスクやチェアなども準備しておくと良いでしょう。

 

■社内情報や各種イベントの発信地

オフィスカフェは、工夫次第で従業員が情報収集する場としても活用できます。スペース内に書籍や雑誌、資料などを置いておくと、まるでブックカフェのようにドリンクを飲みながら情報収集することが可能です。

オフィスカフェの一角に掲示板を設置しておけば、社内イベントの告知や社内ニュースの発信にも有効活用できます。カフェを利用する度に掲示板を目にするようになると、社内の出来事に関心を持つ従業員が増え、エンゲージメントを高められる可能性もあります。

オフィスカフェの代表的な設置パターン

社内にオフィスカフェを設置する方法はさまざまで、店舗のような本格的なカフェを設置することも可能です。ただし、スペースによっては希望するパターンで設置できないこともあります。代表的な設置パターンは、次の2つです。

  • オフィス内に独立したカフェスペースを設置する
  • オフィスの一角をカフェコーナーにする

それでは、各設置パターンを詳しく解説します。

 

■オフィス内に独立したカフェスペースを設置する

オフィスに余剰スペースがある場合は、新たにカフェスペースを設置する方法が選択できます。従業員がよりリラックスできるオフィスカフェを作るためには、業務環境と異なる雰囲気に仕上げることがポイントです。

内装や家具にもこだわってワークスペースと一線を画した雰囲気に仕上げると、本格的なカフェスペースを実現できます。企業のなかには、オフィスカフェにバリスタを常駐させているところもあります。オフィス内に本格的なコーヒーを気軽に楽しめる場所があれば、仕事のメリハリもつけやすくなるでしょう。

オフィス内に独立したカフェスペースを設置した企業の事例インタビュー

 

■オフィスの一角をカフェコーナーにする

オフィススペースには限りがあるため、新たなオフィスカフェの設置が難しいことも珍しくありません。また、新たにカフェスペースを設置する際には高額なコストがかかるため、予算的に難しいこともあります。

オフィススペースや予算に限りがある場合は、オフィスの一部にカフェコーナーを設置する方法があります。限られたスペースでも業者に依頼すれば、予算内で小規模でもおしゃれなカフェスペースを実現することが可能です。1坪程度のスペースに対応してくれる業者もあるため、一度相談してみるのも良いでしょう。

オフィスカフェを設置する際のポイント

オフィスカフェを従業員に快適に利用してもらえるよう、事前に設置場所として適切な場所について話し合っておきましょう。

 

■ワークスペースから離れた場所に設置する

多くの従業員がオフィスカフェに集まると、コミュニケーションの活性化により、騒音問題に発展する可能性があります。また、イベントでマイクを使用する際には、大きな音や声が響きやすくなります。

特にワークスペースの近くにオフィスカフェを設置する場合、騒音がほかの従業員の集中力を妨げるおそれがあるので注意しましょう。

オフィスカフェを設置する際には、ワークスペースから少し離れた場所を選ぶことがポイントです。ワークスペースの近くにしかスペースを確保できない場合は、防音性に優れたパーテーションを設置するなど、防音対策をしておくと良いでしょう。

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■給湯室の近くに設置する

飲み残しの処理がしやすいよう、給湯室の近くにオフィスカフェを設置するのもおすすめです。飲み残しを給湯室のシンクに捨てられるようにすれば、カフェスペースに排水設備を設置する必要もなく、その分導入コストをおさえられます。

このほかには、飲み残し回収ボックスを設置するのも一つの手です。飲み残し回収ボックスとは、カフェやファストフード店などにも設置されている、飲み残しを捨てるためのゴミ箱です。水回りの工事をしなくてもオフィスカフェを設置する方法はいくつかあるため、自社に適したパターンを検討しましょう。

 

■デザイン性を意識する

自社でオフィスカフェを設置する際には、空間全体のデザイン性にもこだわりましょう。

例えば、おしゃれなデザイン家具を取り入れるのも一つの手です。おしゃれなオフィスカフェを設置すると、従業員がそこで働くことを誇りに感じやすくなり、満足度やエンゲージメントを高められる可能性もあります。また、おしゃれなオフィスカフェは企業のアピールポイントにもなり、対外的なイメージ向上も期待できます。

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オフィスカフェの設置事例

最後に、オフィスカフェの設置事例をご紹介します。

 

■株式会社TBSスパークル

株式会社TBSスパークルは、グループ会社の統合を機にオフィスを全面改装しました。改装の際に、「LOUNGE18」と呼ばれるオフィスカフェを設置しています。LOUNGE18は改装の目玉の一つで、カフェのような交流スペースの場として利用されています。

設置する際には、「仕事をする場にカフェが必要なのか」といった懸念の声があがったのも事実です。しかし、設置後に従業員にヒアリングしたところ、好意的な意見が多く寄せられました。今では当初の目的であった従業員同士の交流のほか、イベント会場としても利用されています。

なお、株式会社TBSスパークルのオフィス改装に関するインタビューは、こちらの記事に掲載しているので、ぜひご一読ください。

【インタビュー】株式会社TBSスパークル 「共存、協調から更なる一体化へ。~社内を活性化させるオフィス改装~」

 

■東洋熱工業株式会社

東洋熱工業株式会社は、2023年6月にオフィスを改装しました。改装を機に、ワークスペース・ラウンジ・フリースペース・ブースといったさまざまなタイプのスペースを設置しています。

ラウンジは、従業員が飲食しながらリフレッシュする場や簡易的なミーティングの場としても利用できるレイアウトに仕上げられています。ファミレス席にはモニターを設置しているため、離れた場所の従業員とオンライン会議を実施することも可能です。

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■ヒトトヒトホールディングス株式会社

ヒトトヒトホールディングス株式会社は、2022年11月に本社を改装しました。改装の際に、「ヒトトヒトカフェ」と呼ばれるオフィスカフェを設置しています。内装や家具にもこだわり、本格的なカフェのような雰囲気に仕上げられています。

スペース内には天板の高さが高いカウンター席が設置されているため、簡単な打合せやスタンディングワークにも利用することが可能です。

事例詳細はこちら

まとめ:オフィスカフェで企業ブランディングを図ろう

近年はオフィスカフェを設置する企業が増えているものの、まだそれほど多くないので、設置すれば求職者や従業員にとって魅力的に映るでしょう。

オフィスを訪れた人がオフィスカフェのことをSNSで発信すれば、おしゃれなオフィスとして世間に拡散される可能性もあります。オフィスカフェは社内外の人に良いイメージを与えられるため、自社に設置して企業ブランディングを図りましょう。

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