【インタビュー】株式会社WonderSpace ~仕事も育児も両立支援 社員が「自由に」「ワクワク」働くために~

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【インタビュー】株式会社WonderSpace ~仕事も育児も両立支援  社員が「自由に」「ワクワク」働くために~

「わくわく」を重要視した広告マーケティングをメイン事業として行う株式会社WonderSpace。

今回は社員が仕事とプライベートの両立を図ることができるような福利厚生を多く取入れる同社に、インタビューを行いました。

 

~インタビューメンバー紹介~

管理部門管掌取締役 辻井忠志 様 / 広報室 小林優美 様

※辻井様はオンラインでご参加いただきました。

「ワクワク」を重視した事業展開と女性管理職の多い組織構成

本日はよろしくお願いいたします。

早速ですが、先ずは事業内容でしたり、簡単な会社概要をお伺いしたいと思います。

小林: 事業内容ですが、弊社はマーケティング支援事業等、広告運用代行を中心としたWEBコンサルティング事業と自社メディアの運営を行っております。WEBコンサルティングの事業では現在は特に士業と美容クリニックに力を入れており、大手法律事務所を含む士業事務所からのご依頼を多く承っております。

自社メディアもいくつかございまして、それぞれ結婚や離婚、ドラマやアニメ、不動産投資などを題材としております。一見全く異なる業界に関するメディアに思われるかもしれませんが、全て読んでいて「ワクワクする」、「明日への活力になる」、「その情報によって人生が豊かになる」等で社会に貢献することを目的としております。

ありがとうございます。WEBコンサルティングをメイン事業としているのですね。

小林: そうですね。

会社の特徴としましては、男女比が3:7でかなり女性社員の割合が多いこと、また、管理職の9割が女性でワーママさん(育児をしながら働く女性)も多く活躍しているところがあります。

特徴のある社員構成ですね。WEB関係だとSE(システムエンジニア)が多かったりするのかなと思ったのですが、女性が多いなかで営業職や管理職など、部署構成はどういった割合なのでしょうか。

小林: マーケター44%、セールス10%、メディア21%、管理部等とその他が25%という構成になっています。ワーママさんはメディア事業の方が特に多いですね。

女性が7割というとかなり多いかなと感じるんですが、女性の活躍の推進に力を入れている理由として何かあるのでしょうか。

小林: 弊社では少子化の課題解決こそが、日本をよりよくしていくために必要であると考えておりまして、その課題を解決する1つの要素として男性女性ともに働きやすく、また仕事と育児を両立できる環境を実現させることが大切であると考えております。そのため、在宅勤務制度やフレックスタイム制度といった多様な働き方の実現、また産前産後、育休等多くの制度を導入しております。

日本の社会全体が男性中心のビジネス環境から脱却できずにいる中で、御社が率先して女性が働きやすい環境を福利厚生で整えることで、社会に貢献していこうという考え方ですね。

小林: 現時点で女性社員が多いのでワーママさん社員に寄り添った施策が多くはなっていますが、もちろん男性社員がお父さんになった際にもたくさん利用していただける制度になればいいなと考えております。

女性が多いことで何か配慮している点や注力していることはありますか。

小林: 女性社員が体調不良を男性上長に報告する際の心理的負担や、ハラスメント等のトラブルを未然に防ぐためにも女性が相談窓口となり、働きやすい職場づくりを目指しております。

仕事もプライベートも充実させるための福利厚生

御社は社員に向けたユニークな制度が多くあるとお伺いしました。ここでいくつかご紹介いただけますでしょうか。

小林: 私が個人的に一番好きな制度は、家族旅行手当です。弊社のPrinciplesの一つに「祖先と家族に感謝しつつ誇れる仕事をしよう」があり、それに紐づいて家族との旅行に手当が支給されます。その他にも、両親の誕生日プレゼントの費用もサポートしていただける制度など、親孝行をサポートするための制度が充実しているところが家族想いで素敵な会社だなと思います。他にも自由で働きやすく、働き甲斐のある組織にすることを目的に、面白い制度や福利厚生、ユニークな政策がたくさんあります。

 

~その他の福利厚生~

・毎月お米プレゼント

・(出産するたび増える)出産お祝い金制度

・エンタメ手当

・キャリアアップ支援制度(4,400円/月が勉強代として会社から支給)

・社内留学制度

etc.

 

素敵な福利厚生ですね!

会社の設立当初からそういった制度があったのでしょうか。

小林: いえ、社員の要望や代表の意向で徐々に増えています。

そういった制度で会社の文化を作っていこう、ということですね。

最近、特に御社も導入されているリモートワーク等を行うことで、以前は仕事とプライベートをきっちり区切って考えることが普遍的な考え方でしたが、現在は「ワークアズライフ」というように、仕事とプライベートの境が曖昧になりつつある中で、御社の様に会社として仕事面でのサポートだけでなく、プライベートを充実させてあげるような施策が今の時代の流れにあっているのかもしれないなと感じました。

少し戻って、フレックスタイム制度とリモートワークを実施しているとのことでしたが、どのように実施されているのでしょうか。

小林: 部署ごとで、各チーム週2回在宅勤務、週3回の出社となっております。ただ子育てをしていらっしゃる方々は子育て両立支援制度を活用し、週に3回以上在宅勤務をしていらっしゃる方もいます。

フレックスタイム制度は13時~15時をコアタイムとして運用しており、コアタイムは2時間と短いのが特徴です。

そうなると保育園の送り迎えがしやすくなるなど、社員は自分たちのライフスタイルに合わせやすくなりますね。

小林: そうですね。社員の中には朝早くから働いて早く切り上げる方もいらっしゃれば、逆に朝はゆっくりスタートで夜まで仕事をしている方など、皆さん時間を上手く活用されている印象です。

「オフィス」は、活発なコミュニケーションを生む場所

ありがとうございます。

制度面についてお伺いしましたが、続いて御社が「オフィス」において大切にしていることやオフィス内での取り組みがありましたら教えていただけますか。

小林: 我々は社員が行きたくなるオフィスにするために、「ワクワクする自由なオフィス空間で働きやすい環境を実現する」ということを大切にしております。そのために、真ん中の仕切りもガラスパーテーションにして、なるべく開放感のあるオープンな雰囲気を出したり、レイアウトは座席と座席の幅を広く取ったりと、ゆとりのある設計にしています。また、オフィス奥には集中したい社員向けに間仕切りのある集中スペースを、あとはカフェカウンターやハンモック、Yogibo(ビーズクッション)を置いて、少し休憩できるような環境を作ったり、コンビニに行かなくても済むように無料の自動販売機やお菓子がおいてあったりと、リフレッシュができる環境が整っています。

ガラスパーテーションで区切られているいわゆる執務スペースとフリースペースは、普段自由に行き来してらっしゃるのですか。

小林: 一応執務スペースのデスクはグループアドレスなので、部署ごとのデスクは決まっていますが、他は自由に使うことができるので、気分転換のためにフリースペースに移動したりもします。ガラスパーテーションの向こう側はどちらかというと静かに集中する場所、フリースペース側は少し話しながら作業を進めたり、昼食を食べたりする場所といった雰囲気の違いはありますね。

このようなゆとりのある空間はとてもリラックスして業務に取り組めそうですし、それが一つの話題性になって採用活動にもプラスに働くかもしれませんね。

続いて辻井様にご質問ですが、週23でリモートワークをされているとのことでしたが、その中で敢えてオフィスに出社する目的や、「オフィスの在り方」に関するお考えなどありますか。

辻井: オフィスは社員同士が直接顔を合わせ、縦横関係なく活発なコミュニケーションを生み出せる場所だと考えております。コミュニケーションを取ることで社内の知識の共有であったり、情報の円滑な流れが生まれたりするなど、社員にとってオフィスがより意義のある場になればよいなと考えています。

リモートワークの課題とオフラインのメリット

御社がリモートワークとフレックスタイム制度を運用するにあたり、感じている課題やオフィスで解決しようとしていること、オフィスだからこそできることはありますでしょうか。

辻井: オフィスで目の前にいると気軽に話しかけやすいというのはありますが、やはりリモートだと相手の状況がわからないので話しかけにくいなど、コミュニケーションが取りづらいという課題が1つあると考えています。オフィスの在り方について、今は原則週3出社にしていて、チーム単位で出社する曜日を決めています。ですので、週3回は必ずチームでオフィスにいるという状況をつくるようにしています。オフィスでコミュニケーションを取りつつ、リモートワークの方が生産性高くできる仕事もあると思いますので、そのバランスを上手くとるということが今後の課題なのかなと思います。

ただこれも色々試行錯誤しながらで、1回決めたことが決定事項ではなくて、引き続き状況に応じて模索しなければいけないなと。

ちなみに毎年新卒を採用しているという話をお聞きしましたが、今のこの働き方は採用面でプラスになっていると思いますか。

小林: 募集要項にも記載していますし、結構それありきで入社している方も多いのではないかと。

私自身も在宅勤務はタスクによってはすごく集中できると思っていて、在宅勤務ができる会社というのも会社を選ぶ1つのポイントですよね。

同じような仕事内容でも、働き方に柔軟性がある方が採用に優位に働くのかな、と話を聞きながら思っていました。ちなみにワーママさんが多いというお話もありましたが、その方たちは新卒入社ですか。それともキャリア入社でしょうか。

辻井: キャリア採用が多いですね。

特に創業当時、派遣社員さんに多くの業務を担っていただいていました。その時に子育て中の女性が多く、派遣社員さんを正社員雇用に切り替えていったため、それがワーママさんが多くなりました。そして会社の成長を加速させていくために、今は新卒採用にも力を入れ、若い層がたくさん入社してきているという状況です。

会社にキャリアを積まれたワーママさんがいらっしゃるので、新卒の方もそのライフステージになったときのロールモデルがあると言いますか、キャリビジョンを描きやすいのではないでしょうか。

小林: 私も新卒ですが、子育てしながら働く社員の方の姿も見ているので、確かに不安はないです。

より直接的な社会貢献に向けた今後のビジョン

では最後の質問になります。今後のお話になりますが、オフィスとは別に、これから強化していきたい取り組みやビジョン、事業内容等はありますか。

小林: 現在、WEBコンサルティング事業に関しては、士業と美容クリニックに特化しておりますが、今後も士業及び美容クリニックに特化したマーケティングコンサルティングとして天下一を目指していきたいです。そのためにも両利き経営を実現し、組織の強化とサービスの開発を進めていきたいと考えております。元々、世の中のあらゆる活動やサービスを届けるにはマーケティングの力が大切だと考えておりますので、先ずはその社会課題に取り組んでいるクライアント様のマーケティング課題を弊社でサポートさせていただくことで間接的に社会貢献し、ゆくゆくは事業として社会課題を解決できるようなサービスを展開していきたいと考えております。

ありがとうございます。

辻井様からはございますか。

辻井: そうですね、今マーケティングコンサルティングというところでしっかりと基盤ができていること自体が、ベンチャー企業である弊社にとって優位であると考えています。一般的にベンチャー、スタートアップは基盤事業がない中で新規事業をスタートさせなければならならず、VC(ベンチャーキャピタル)などから出資を受けて当面は赤字を掘りながら事業を進めなければならない状況なのかなと思いますが、弊社でいうとマーケティング事業で基盤ができているため、外部資本に頼らずに黒字を出しながら新規の事業を作っていけるということが強みとしてあります。

そういう意味でも先ほども小林が申し上げましたが、先ずは間接的に社会課題を解決できるようにクライアントさんに貢献して、今ある基盤をさらに高めていきながら、ゆくゆくは我々がより直接的に社会課題を解決できるような事業を展開していきたいと考えております。新規事業の立ちあげの際にも必ずマーケティングは必要になってくるので、将来的にも役立つことだと考えています。

主力事業の基盤を持ちつつ両利き経営を実現する御社の企業の強み、ユニークな制度やオフィスづくりなど、御社の組織運営の魅力について触れることができました。

ありがとうございました。

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